ピキニッコについて

僕の行うパフォーマンスについてお話します。

はじめに、僕はこの表現スタイルの事を「ピキニッコ」と呼んでいます。由来は、僕の過去に書いた音響詩のタイトルです。単純に発音のニュアンスが楽しく、この表現スタイルを用いた初めての企画公演のタイトルに流用したのがきっかけです。深い意味はありません。

ピキニッコの様子
ピキニッコの様子

ピキニッコは、基本形としては独自の方法論に基づく、声と身体を用いた即興表現となっております。そこには演劇、音楽、ダンスの要素が複合的に混ざっており、それぞれのジャンルに特化したスタイルに対応する事が可能です。ステージではよく、声を出すダンサー、踊る即興ボイスパフォーマーとして出演する事が多いです。

ピキニッコでは基本的にテキストは使いません。振付も無ければ楽譜もありません。さらには伝統的な表現の型もありません。では、何を根拠にパフォーマンスをするかというと、「対話」になります。

人は、他人と対話をするときに一々台本を開いたりしません。相手の態度、機嫌、要求等を目線、姿勢、発音のニュアンス等から把握した上で、自分の伝えたい事を相手に伝え、そのリアクションとしての相手の話も聞き、双方向的に展開します。ピキニッコも基本は対話を軸としております。

ただ、対話と言っても、言葉は使いませんし、相手が人間とは限りません。舞台、客、共演者、椅子、照明等、その舞台にある要素全てが会話の対象となります。その情報の形態は多様で、且つ無限大に豊かです。ピキニキストは、これらから発せられる情報を感じ取り、自らも応答し、またそのフィードバックを受ける事によってステージパフォーマンスを続けます。

この考えは、巷で有名なアフォーダンスの理論と深く共通しているのではないかと思っております。今はまだアフォーダンスの理論をよくわかってはいませんが、これらに関連する本を読む事によって、僕のピキニッコ論はより完成度の高い物になるだろうという予感があります。

とりあえず今日はここまで。

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